子どもとはいろいろな関わり方があるので、あくまで一つの参考になればと思い、叱り方についての基本をまとめていこうと思います。
叱る目的
まず、叱る目的について考えてみましょう。いったいなぜ子供を叱るのでしょうか。
それは、「その子が良くなってほしい」からだと思います。
別にどうでもよければ、叱りもしないし関わりもしないですよね。
わざわざ「叱る」のであれば、その子が良くなるために全力を尽くしたいものです。
悪い叱り方
それではまず、悪い叱り方について考えてみます。一般的に言われる悪い叱り方は、感情的に「怒る」ことです。
子どもに対して「いつまでやってるの!」「何度言ったらわかるの!」と、感情をむき出しにしている叱り方です。
ひょっとしたら過去にその人がされた叱り方を、そのまま子供にしてしまっているかもしれません。
そうやって言われている子どもからしたら、嫌な気持ちしか残らないかと思います。
それはつまり、叱っているようで、「ただ愚痴や文句を大きな声で言っているだけ」になってしまうことが多いです。
その結果、お互いが嫌な気持ちになり、してほしいこともしてくれず、その子の自己肯定感も低くなってしまうかもしれません。
良い叱り方
それでは、良い叱り方とはどういう叱り方でしょうか。よい叱り方とは、「伝える」叱り方です。
してほしいことを、はっきりと言葉に出します。
子どもが机に上っていたら、「何してるの!」ではなく、「おりなさい」と伝えます。
やるべき行動、望ましい行動を冷静に伝えます。
相手のことを思い、間違いを正すことが、良い叱り方といえます。
さらに、間違いを正すことができたら、「よくできたね」とほめることにつなげることができます。
この叱り方を繰り返すことが、子どもの「しつけ」への一歩と言えるかもしれません。
最後に
叱り方を急に変えることは絶対に無理だと思います。しかし、良い叱り方、悪い叱り方の違いを知り、意識をすることで、少しずつ行動を変えることができると思います。
大切なことは、感情的にならないということです。
感情的になった瞬間、それはただ怒っているだけになってしまっています。
すごく難しいかもしれませんが、冷静に言葉をかける、ということが意識できるとよいかと思います。
そして、今後の子供との良い関係を築く手助けになればと思います。